最低限のIT環境構築に向けて~警備業界もコロナウイルスで働き方が変わる?~

皆さんこんにちは

依然としてコロナウイルスが猛威を振るっておりますが皆さんお変わりないでしょうか?

私自身もそうですが弊社内勤において小学生、中学生の子供を持つ子育て世代の社員がおります。

長引く休校の影響で各家庭、頭を悩ませているところではありますが、現時点弊社では通常の勤務体制で業務を行っております。

 

さてAIやロボットが進化してきた現在でも警備業界において主役は現場を守る警備員(人)であり、その様な労働集約型産業の代表的な業界であるからこそ、なかなかリモートワークとはいかない状況にあります。

そうは言っても、以前にこちらでも触れましたが

※『コロナウイルスを教訓とした中小警備業におけるIT戦略』

中小零細規模の会社こそビジネスのスピードアップ、今後のより一層厳しくなるビジネス環境で戦う為に間違いなく最低限のIT化は必要です。

自社のことは大きく棚に上げて言うと

◎(社内外とのメインの連絡手段)が電話やFAX

1番の機密漏洩リスクは紙ですよ・・・それに正確性に欠けて遅い。

保管できない、検索できない。『FAXのこの部分が読めないんですけど』と電話・・・

個人的には眩暈がします。本当に

最低でもメールは使いこなしましょう(正直メールも時代遅れになりつつあるツールですが)

チャットツール(SlackやChatwork、何ならLineでも)を軸にコミュニケーション形成することで、報連相のスピードアップ、連絡漏れ防止、何より社内コミュニケーションが密になり醸成されると思います。

外部との商談や面接ではZoom等のビデオ会議ツールで距離や時間を考えずに実施できます。

また完全テレワークで遠隔地の人に働いて貰う際のコミュニケーションの柱ともなりますね。

slack line

 

◎必要な情報を個人のPC(ハード内)で管理している

『あの情報(ファイル)はどこ?誰が管理しているの?』『誰々と連絡をとりたいんだけど、誰か連絡先知ってる?』中小企業あるあると言えばそうですが・・・時は令和です。

必要な情報をどこからでも(どこに居ても、どのデバイスでも)素早く引き出せる環境は必要ですし、常に分厚い書類の山を持ち歩きますか?これもまた情報漏洩リスクを高めるだけですし、その中から情報を探し出すだけ時間の無駄です。

これらを解消するのはOneDriveやGoogle ドライブ、Dropbox等に代表されるオンラインストレージです。

社内間だけでなく、社外とのやりとりもスムーズに快適に行えます。

IT環境

今回のコロナウイルス騒動に限らず、これからは大きく働き方や企業のあり方が問われます。

厳しい言い方をすれば、それに対応できない組織は自然淘汰されるでしょう。

これはよく『2025年問題』と絡めて話されますが、今回のコロナ騒動の影響でもっと早くなるのではないでしょうか?

皆さんは家庭において電気や水道を使わず、石で火を起こし、自らの手で狩った肉や魚を食べ、また自家栽培した野菜や米を食べていますか?
違いますよね?
仕事上お客様など外部との遣り取りに筆で書状を書いて、馬を走らせて先方に届けますか?
当然、これも違いますよね。

 

人類出現から現代までいつの時代も優秀な人の発見や発明により、世の中が便利になり、私達現代人はそれらの恩恵を享受しています。

それなのに何故かITに関しては頑なに学ぶことを拒否し、極めて不便な状態のまま過ごしている。

そんな状態の企業が多くある・・・不思議ですね。

 

当然のことですが、ITそのもので会社が良くなる訳ではありません。

ただし現代を戦う企業として最低限の装備(IT環境やスキル)を身に付けないと戦えません。

優秀な人材から見向きもされず、衰退をたどるのみです。

先に述べたレベルの話であれば、中小企業がお試し程度に導入するなら限りなくコストはゼロです。

 

悠長にしている時間的な余裕は無いですよ。

本当にここ数年が勝負の分かれ道だと思います。

警備業に限らず、うちの会社は遅れているなと思っている皆さん、共に頑張りましょう!

より発展し会社、従業員、取引先の全てにとって明るい未来とする為に。