警備会社として出来るコロナウイルス対策は?

昨年11月よりコロナウイルスの新規感染者が増え始め、昨年末以降は急激な勢いで新規感染者が増加しています。
1月8日に2度目の緊急事態宣言が東京を始め1都3県に出され、また当社のある栃木県も本日(1月14日)より緊急事態宣言の実施区域となっています。

政府としては出勤率を3割まで減らすことを目標に掲げておりますが、会社規模や業種、また職種によりコロナウイルス対策は大きく異なるのが現状だと思います。
当社では前回の緊急事態宣言下で一部リモートワーク、出勤調整を行いました。
しかし当社はエッセンシャルワーカーの1つとして捉えられる警備業ですので、社員の大半は現場で交通誘導や施設警備を行う警備員です。

当然ながら、現場で警備を行うことによってはじめて対価を得られるビジネスですので、現場そのものを当社の一存で止めることは出来ませんし、またコロナ禍にあるという理由で完全リモートワークという訳にもいきません。
将来的には交通誘導や施設警備においてもロボットやAIが活躍する場も増えてくることは間違いないと思いますが、業界に広く浸透するのはまだまだ先の話だと思います。

さてそれではどの様にコロナウイルス対策を行うか?
ここが重要だと思います。
・毎日検温をする
・入室時は手を消毒する
・うがい、手洗いの励行
・マスク着用の徹底
このあたりはどこの会社でも指導していることでしょう。

ただし本当に行われていますか?
なかなかしましょうと言っても検温をせず、したにしてもその管理を会社側がしなければ意味がありません。
また私生活においては外食や密となる場は出来るだけ避け、不要不急の外出は控える。
頭では分かっていてもなかなかストレスが溜まりますし、徹底するにはそれ相応の忍耐が必要です。

そこで必要なのはコロナウイルスに対する確かな情報の共有です。
厚生労働省や各自治体のホームページや信頼出来るニュースソースからの情報収集等により、しっかりと正しい情報を得て、それを社内で共有する。
それを基に組織としての対策方針を打ち出す、そういった姿勢が必要だと思います。

個人個人の情報格差は非常に大きいので(会社の情報格差も非常に大きいですが・・・)、総務や人事系の部署なり担当者が情報発信し、組織の全体知としていくことが大切だと思います。
どんなに対策を講じていても100%防げる訳ではありませんが、より感染リスクを低下させられることは間違いないでしょう。
まだまだ先の見えない戦いではありますが何とかこの難局を乗り越え、1日でも早いコロナウイルス感染の終息を願ってやみません。