未来を切り拓くチャンス!高卒で警備業界に飛び込もう

皆さん、こんにちは
今日は高校卒業後に就職する予定の高校3年生の皆さんに、警備業界を知って貰うためのブログを書きたいと思います。
ちょっと長くなりますが、お付き合い下さい。
私には子供が2人いますが、1人(長男)は高校3年生です。
そうです、皆さんと同い年なんです。
そこで今回は、警備会社で人を採用したり教育をする人事担当者として、また高校3年生の子供を持つ1人の親として、ざっくばらんに警備業界、そして当社(ゼネラルセキュリティサービス)を皆さんに知ってもらう為に書きたいと思います。

まずは警備業界全体について書きたいと思います。
警備会社は、社会の安全を守るために様々な業務を行っています。主な業務は、
* 施設警備
* 交通誘導警備、雑踏警備
* 現金輸送警備
* 身辺警護
* 機械警備
となっています。


◎施設警備

施設警備はビルや工場、その他の大規模施設の安全を守る業務です。
皆さんが普段利用する大きな商業施設、駅、空港、各種レジャー施設などで活躍しています。
大学は勿論、私立などの大規模校ですと高校にも警備員が常駐しているケースもあります。
具体的には施設内外を巡回して不審者や不審物がないかをチェックし、また来館(来場)者及び物の出入を管理します。
火災や盗難などの緊急事態が発生した場合には適切に対応するなど、施設の安全を守る警備業務です。

施設警備はその施設内で働く人、またはその施設を利用するお客様の安心・安全を守る重要な仕事です。
施設警備の仕事はそこで働く社員さんやお客様と接する機会も多いため、コミュニケーション能力も重要となってきます。

◎交通誘導警備

交通誘導警備は工事現場や各種駐車場などで通行車両や歩行者、また工事に携わる方々の安全を確保するために交通誘導を行う仕事です。
皆さんも通学やお出掛けの際に、道路や駐車場で見掛けることが多いと思います。

交通誘導警備員の仕事内容は主に以下のとおりです。
・誘導棒や旗を用いて、通行する車両や歩行者に注意を促します。
・車両や歩行者を誘導し、事故やトラブルを未然に防ぎます。
・工事車両等の誘導、工事関係者の安全を守ります。

交通誘導警備員の仕事は屋外での仕事です。
雨風が強い時でも、真夏日のとても暑い時でも、雪が降り道路が凍結するような寒い時でも屋外に長時間立ち続けます。
また、警備をしている現場はトイレに行きたい時にすぐいける場所ばかりでは無いので、ちょっと我慢が必要になる場合もあります。
これらは交通誘導警備をするにあたり慣れるまではちょっとだけ大変だと思いますが、地域の方とのコミュニケーションも意外とあり、人の優しさに触れることの出来る仕事です。

また交通誘導警備をする警備員がいることで、工事等が円滑に行われます。
電気、水道、ガスなど人間が生活するにあたり必要なものの供給が途絶えずに行われていること、また建設物を建てたり直したりするにあたり、陰ながら貢献している業務です。
大手建設会社のCMで『地図に残る仕事をしよう』というキャッチフレーズがありますよね。
地図に残る仕事をちょっとだけお手伝いしているのが、交通誘導とも言えるのではないかと思っています。


◎雑踏警備
雑踏警備はイベントやコンサートなどの大規模な集客イベントや、大勢の人々が集まる場所において安全を確保するために行う警備です。
雑踏警備員の仕事内容は、主に以下のとおりです。
・イベントやコンサートなどの大規模な集客イベントで人々の安全を確保するために警備を行う。
・人々が安全にイベントやコンサートに参加できるように、誘導や案内を行う。
・人々の安全を守るために、不審物の発見や緊急時の対応を行う。

雑踏警備員の仕事は人々の安全を守るためにとても重要な仕事です。
人々の安全を確保するために常に周囲の状況に気を配り、適切な判断をする必要があります。
また警備員は混雑する状況において人々の安全を守る仕事なので、体力や精神力も必要となります。

最近では159名もの方が亡くなった2022年10月に韓国のソウルで起きた梨泰院(イテウォン)雑踏事故や、皆さんが生まれる前の2001年には日本でも明石花火大会歩道橋事故という11名が死亡し、183名が負傷する大きな雑踏事故が起きています。
こういった事故を未然に防ぐのが、雑踏警備の大きな役割です。

近年の大きなイベントであれば、東京オリンピックやWBCでは警備員が活躍しました。
また2025年4月~10月まで開催される大阪・関西万博においても非常に多くの警備
が活躍することになるでしょう。


◎現金輸送警備
現金輸送警備は、現金や有価証券、貴金属などの貴重品を輸送する際に、盗難や紛失を防ぐための警備を行う仕事です。
現金輸送警備員は、現金輸送車を運転して、貴重品を目的地まで安全に届ける役割を担っています。
また、現金輸送警備員は、護身用具や警戒用具を携帯し、万が一の際には盗難犯と対峙することもあります。
現金輸送警備は体力や精神力が必要とされる仕事ですが、やりがいのある仕事でもあります。
現金輸送警備員は貴重品を安全に届けることによって社会に貢献することができます。
また現金輸送警備員は、チームワークを大切にして仲間と協力して仕事を進めていきます。

◎身辺警備
身辺警備は要人などの安全を守る業務です。
身辺警備とは、ある人物や組織の安全を守るために身の回りの状況を監視したり、危険な場面に対処したりする警備業務です。
一般的には『ボディーガード』と表現した方が分かり易いですが、身辺警備は依頼者の要望に応じて様々な形で行われます。
例えば依頼者の移動に同行したり、依頼者の自宅やオフィスを見張ったり、依頼者に近づく人物をチェックしたりします。
身辺警備の目的は依頼者を脅迫や暴力、誘拐などの危険から守ることです。
身辺警備には高度な技術や知識、判断力が必要です。
身辺警備をする人は、常に緊張感を持って仕事に取り組む必要があります。
以前はVIPや著名人などが警備対象となるケースが多かったようですが、近年ではストーカー対策や、女性・お子様などの通勤通学時の防犯として、依頼を受けるケースも増えてきているようです。


◎機械警備
機械警備とは警備員を施設内に常駐させず警備対象施設の外部に設置されたセンサーや受信機で異常を検知し、警備員が現場へ急行する警備のことです。
機械警備は夜間無人になる公共施設や学校、金融機関などに多く導入されており、近年では一般住宅にも普及しています。
機械警備のメリットは警備員を常駐させる必要がないため、人件費を削減できる点です。
また、警備員が施設内に常駐していないため、警備員が犯罪に巻き込まれる可能性を低減することができます。
さらに機械警備は24時間365日、異常を検知することができます。
逆に機械警備は警備員が施設内に常駐していないため、犯罪を未然に防ぐことは難しいという側面もあります。

このように一言で警備と言っても、行っている警備業務は多種多様です。
1つの分野に高い専門性を持ち特化している警備会社もあれば、幅広い業務に対応している警備会社もあります。
また企業規模も様々で、世間にも大企業として認知されている警備会社もあれば、地域に密着した小規模の警備会社もあります。

例えばセコム株式会社や、綜合警備保障株式会社(ALSOK)は日本を代表する警備会社で、また多くの関連会社を持ち、皆さんも名前を聞いたことがあるかと思います。
そういった大きな警備会社がある一方、多くの警備会社は比較的小規模な会社が多く、当社も地域に根付いた小規模な警備会社の1社です。

警備業界は『令和3年における警備業の概況』(警察庁生活安全局生活安全企画課  発表)によると、警備業界の規模は令和3年時点で警備会社数10,359社、警備員数589,938人、市場規模(警備業界の売上規模)は3兆4,537億6,500万円となっています。
大きな市場規模を誇る業界ではありますが、そのぶん課題も多く抱えています。

例えば
①警備員として働く若い方が少なく、平均年齢が高い業界と言えます。
30歳未満の警備員割合は10.5%と低く、逆に60歳以上のシニア世代が占める割合は45.1%と非常に高い構成割合となっています。
やはり若い人材が多く活躍する業界でないと、業界の更なる活性化は見込めません。

②警備員全体における女性警備員の少なさ
全国に589,938人もの方が警備員として働いているにも関わらず、女性警備員は39,812人と全体の6.7%しか、警備に従事しておりません。
これだけダイバーシティ(雇用の機会均等、多様な働き方を指すこと)が重要視されている状況において、女性があまり活躍出来ていない状況に関しても問題です。
女性が働き易い業界環境作りも警備業界の大きな課題と言えます。

そう聞くと、皆さんも『あまり魅力的な業界ではないな』と思ってしまうかも知れませんが、そうではありません。
どの業界や、どの会社でも大なり小なり問題は抱えており、その問題改善の為に努力しています。
例えば警備業界においても、残業を出来るだけ減らそう、給料や福利厚生(給与やボーナスとは別に、企業が従業員とその家族に提供する健康や生活へのサービスのことです)をより良くしよう、若い方や女性が働き易い環境を整えようと、多くの警備会社が取り組んでいるところです。

逆を言うなら、そういった取り組みを全く行っていない会社に未来はないので、警備会社に限らず、皆さんには絶対にお勧めしません。また今後はAIやロボット、ドローン等の更なる活用により、警備業界も大きく変わっていくことが予想されます。
現に業界を代表する大きな警備会社では既にそういった取り組みを始めており、更なる研究を進めています。
そして、今後大きく変わっていくであろう警備会社にとって、大切なのは皆さん達のような若い力と柔軟な発想力なんです。


当社(ゼネラルセキュリティサービス株式会社)について簡単に説明します。
業務内容は交通誘導警備、施設警備、雑踏警備です。
工事時の交通誘導、各種駐車場での駐車場警備、工場等の施設警備、イベント警備が主な警備内容です。
本社を栃木県小山市に構え、会社のある小山市を中心に栃木県南部、茨城県西部、群馬県東部において警備業務を行っています。

決して大きな警備会社では無いですし、他の警備会社よりも給料が特別に良いとは言えません。
しかし頑張る皆さんの為に、年々給料や福利厚生を出来る範囲で良くしているところです。
是非、これからの日本を支える若い皆さんと仕事を共にして、1人、1人が幸せになり、会社も発展させていきたいと考えています。
特にこれから高校卒業後に就職を考えている皆さんは、大学を卒業した後に就職する同級生より4年間も早く社会人となる訳です。
10代後半、20代前半の4年間は何物にも代え難い程に重要ですし、また大きな伸びしろを秘めています。
いいえ、『伸びしろしかない!』と言えます。
当社は皆さんの、その貴重な4年間を会社として全力で支え、共に成長していける環境作りを第一に考えています。
一緒に会社の中心となって働いていきましょう。

是非高校生の皆さん、警備業界も就職先の候補の1つとして考えてみたらいかがでしょうか?
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