未来を切り拓くチャンス!高卒で警備業界に飛び込もう(2)
皆さん、こんにちは!
前回に引き続いて、来春の就職を目指す高校3年生の皆さんに向けて、就職先の選び方と警備業界に関して書いてみたいと思います。
【就職希望企業選定の軸】
興味・関心のある分野
就職先を考える際には、自分が興味や関心を持っている分野を重視しましょう。
自分の好きなことや得意なことに関連する仕事は、長期的なモチベーションを維持しやすくなります。
職業の将来性
選ぶ職業の将来性も重要なポイントです。
産業の成長や需要の予測などを調べて、将来的に需要が高まる職業や業界を選ぶことが大切です。
スキルや能力の磨き方
就職先を考える際には自分が持っているスキルや能力と、それを磨く方法を考えましょう。
自分の強みや特技を活かせる職場や、スキルを磨くための教育・研修制度が整っている企業を選ぶと良いでしょう。
労働環境や働き方
就職先の労働環境や働き方も重要な要素です。
働きやすい環境や、自分に合った働き方を提供している企業を選ぶことで、ワークライフバランス(仕事と生活のバランスがとれた状態)を実現しやすくなります。
給与や福利厚生
給与や福利厚生も就職先を考える上で重要な要素です。
将来の生活費や将来の目標に合わせて、給与水準や福利厚生の充実度を比較しましょう。
企業の評判や社風
就職先の企業の評判や社風も考慮しましょう。
社員の満足度や評価、社風や、その会社の歴史、働き方に関する口コミや情報を調べることで、自分に合った企業を選びやすくなります。
大企業の場合は色々な情報を収集し易いですが、小さな会社の情報収集に関しては、その会社のホームページをはじめ、SNSやGoogleマップ上の口コミも参考になります。(ただし、全てが真実とは限らないので、しっかりとその情報を取捨選択する能力も重要です。)
また大学生向けの求人サイトや、転職サイトを参考にすることも良いかも知れません。
これらのポイントを考慮しながら、自分自身の希望や目標に合った就職先を選ぶことが大切です。
また進路相談やキャリア教育を行っている学校の進路指導担当の先生によく相談することもおすすめです。
その上で就職したい企業に自分の強みや魅力をしっかりアピールすることが重要です。
履歴書や面接などで、自分の経験や能力、性格や趣味などを伝えることで、企業や組織に印象付けることができます。
自分の長所や短所を客観的に分析し、自信を持ってアピールしましょう。
次に
しっかりとした教育体制のあり方
(これに関しては就職を希望する高校生の皆さんにも、人事業務や部下を指導する立場にある方にとっても重要です。)
高卒新入社員は大学卒業者と比べて、専門的な知識やスキルが不足している場合が多いです。
しかし当然、それは彼らの能力や可能性を否定するものではありません。
高卒新入社員を育てるには、以下のようなポイントが重要となってきます。
① まず新入社員に対して会社のビジョンや方針、業務の目的や意義を明確に伝えることが重要です。新入社員は自分が何のために働いているのか、どう貢献できるのかを理解することで、モチベーションや自信を高めることができます。
②次に新入社員に対して、基礎的なビジネスマナーやコミュニケーションスキルを教えることが必要です。
当たり前ですが高卒新入社員は、つい数か月前まで高校生だった訳です。
その時点において社会人としての常識や礼儀を身につけていることは極めて稀です。
しっかりとしたモラル・マナー教育を行い社会人としての常識や礼儀を身につけていくことが重要です。
それにより職場での人間関係や信頼関係を築くことができます。
③さらに新入社員に対して、自分の担当する業務に関する知識やスキルを段階的に教えることが大切です。
新入社員に一度に多くのことを教えても、混乱してしまい理解に至らない可能性が高いです。
そこで簡単なものから難しいものへと順番に指導することで、彼らの理解度や習得度を確認しながら進めることが重要です。
④最後に新入社員に対して、1on1(1対1での面談)などを通して定期的なフィードバックや評価を行うことが必要です。
新入社員は自分の成長や成果を客観的に知ることで、自己評価や目標設定を行うことができます。
またフィードバックや評価は、彼らの長所や短所を明らかにし、改善点や課題を発見、共有することで、更なる成長を促すことができます。
以上のように新入社員の育て方は、彼らの特性やニーズに応じて柔軟に対応することが求められます。
新入社員は未来の会社を支える重要な人材です。
彼らを適切に育てることで、会社全体の競争力や生産性を向上させることができます。
さて、それでは私たちが働く警備業界に目を向けてみましょう。
【警備業界に関して】
警備業界は高校新卒で就職を希望する皆さんにとってもお薦めの業界と言えます。
その理由は以下の通りです。
警備業界は安定した需要があり、長期的な雇用環境が期待できます。
日本では災害やテロなどの危機に対応するために、警備員のニーズが高まっています。
また、オリンピックや国際会議などの大規模なイベントも増えており、警備業界は活況を呈しています。
また日本においては学歴が重要視される業界や企業も少なくありませんが、警備業界は実力主義の業界であると言えます。
本人の能力と努力次第では、それなりの規模の警備会社であっても昇進・昇給していくことが可能です。
更に警備業界は遣り甲斐のある仕事です。
現場では様々な状況に対応しなければならず判断力や対応力が求められますが、その一方、警備員は人々の安全や財産の保護に貢献する重要な役割を担っています。
警備員は自分の仕事に誇りを持ち、責任感を持って取り組むことができる仕事です。
警備業界はスキルアップの機会が多いです。
資格や免許を取得することでスキルを向上させることができます。
例えば資格で言いますと、警備業界と深く関わりのある資格として警備業務検定や警備員指導教育責任者という国家資格あり、これらの資格は多くの警備会社でステップアップするにあたり取得が必須の資格です。
消防設備士や救急救命士、衛生管理者という国家資格等も、警備業界では馴染みの深い資格と言えるでしょう。
これらの資格や免許を取得することで、より高度な警備業務に従事したり、報酬を得たりすることができます。
また警備会社によっては外国語やコミュニケーションスキルなどの研修も行われており、幅広い知識や能力を身につけることができます。
以上の理由から、警備業界は高校新卒で就職を希望する若者におすすめの業界だと私は考えています。
当然警備業界でも良い会社、あまり良いとは言えない会社もあります。
当たり前ですが希望する就職先を選ぶにあたっては、しっかりとその業界、会社を調べることは勿論、先生やご両親ともしっかりと話し合い、悔いのない選択を出来る様にしましょう。